新人、きたる! 兵庫県多可町地域おこし協力隊にニューカマー

2022年8月1日、多可町地域おこし協力隊、通称「たかおこし隊」が7名になりました!

加入したのは橘大地さん。
岡山市出身、ここ5年間はカバンや財布作りの見習いをしていた職人です。

今日は、そんな橘さんの初日に密着します!

名前:橘大地
出身:岡山県岡山市
担当:多可町地域商社RAKU運営支援
経歴:大学卒業後、メーカーの営業として1年間勤務。某バッグブランドの会社で5年間、見習い職人として鞄や財布を縫製する。

橘さんはなぜ、多可町の地域おこし協力隊に?

まず、橘さんに尋ねました。

 ―― 縫製職人として5年間、お勤めだったそうですが、それだけ年月を重ねても「見習い」なんですか?

そうですね、キャリア40年の方もおられる世界なので、まだまだ見習いです。

 ―― 気が遠くなりますね……そんな修行の日々から、なぜ多可町の地域おこし協力隊に?

将来を考えて退社を決めましたが、縫製やカバン作りの技術、経験は活かしたくて。それと、田舎暮らしの願望もありました。

多可町のことを調べるうちに、カバンの素材になるものがいろいろある場所だとわかったり、のどかな住環境が想像できたりして、隊員になればイメージが実現できるのではないかと、協力隊に応募することにしたんです。

 ―― 業務・活動で目指したいことは?

もしもミシンを使った活動ができるなら、播州織や鹿の皮など、町の特産品・原材料でカバンやアイテムを作って、地域活性化につなげたいです。

そのときは端材や今は捨てられているようなものも活かし、持続可能な形でやっていけたらと思っています。

辞令交付式と多可町レクチャー

8月1日の朝、多可町の吉田町長から辞令が交付され、橘さんの活動がスタート。

さっそく、広報たか、たかテレビのインタビューを受けていました。そのなかで、特技について聞かれ、「剣道」と答えた橘さん。

剣道? 詳しく伺うと……

「剣道は学生時代まで本格的にやっていて、インカレ(大学生の全国大会)に2回、出場しました」

インカレ?! 剣豪じゃないですか!

「そんなことありません(笑)それに、ここ5、6年はやっていないので、多可町で剣道ができる場所があるなら、行ってみたいと思っています」

その後、橘さんは籍を置く商工観光課のレクチャーを受講。町の成り立ちや3つの発祥、特産品など、みっちり2時間、多可町について学びました。

森林活用にも関心 ~橘さんが多可町でしてみたいこと

密着の最後に質問しました。

 ―― 活動以外に、多可町でしたみたいことは?

本が好きで、年間で30~40冊くらいは読んでいるんですが、その中で、本好きの人が集まって感想を話す「ブッククラブ」のことを知りました。

多可町は今後、森林環境を使ったヘルスケア事業を本格化させるそうですね。ぼくは、その一環として、森の中でブッククラブをしたいと思ってます。

森林活用だともう一つ、森の中にサウナを作ってみたいです。

 ―― では、町民のみなさんに一言、ご挨拶をお願いします。

これから町民のみなさんにいろいろと教わり、コミュニケーションを取らせていただきながら、活動したいと思っています。

カバン作りにしても、これを事業化できたら、町内にお金が回る仕組みに育てたいです。

よろしくお願いします。

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