酒米の王様「山田錦」発祥のまち、兵庫県多可町。日本酒の日(10月1日)を控えた2023年9月24日(日)、杉玉づくりワークショップ(主催:ベルディーホール)が開催され、町内外から30名を超える参加者が集まりました。
杉玉づくりに使われる杉材は多可町産。北はりま森林組合(多可町加美区)が間伐した杉を、イベントのスタッフさんが運び入れたそうです。
ベルディーホールスタイルの杉玉づくり
杉玉は、杉の葉を束ねて球状にしたもので、酒蔵の軒先などに新酒ができた目印として吊るされます。
多可町は「酒米の王様 山田錦」発祥のまち。
毎年、多くの酒蔵に多可町の山田錦が届けられています。
その縁を形にしようと、杉玉づくりがスタートしました。
杉玉は枝葉を一本づつばらし、核となる材料に差し込むことで形になります。
ロール状の金網を使って、1つ1つスタッフが手作りするのが、このイベントのスタイル。
およそ25年前、ベルディーホールで初めて杉玉を作って以来、工夫を重ねながら編み出された作り方だそうです。
このボールに一本づつ、杉の枝葉を差し込みます。
ある程度球状になったら、吊るしながら剪定します。
ベテランスタッフさんが「隙間の奥に金網が見える箇所は、密度が足りません。枝葉を指しながらバランスをとりましょう」と声をかけて周ります。
杉玉のサイズは自由ということで大きさも様々です。また、作り方にも個性が出るようです。
自分で作った杉玉は持ち帰れるので、皆さん熱中して制作。
ワークショップの開始から約2時間ぐらいで、完成する人が出てきました。
3時間以上、時間をかけた大玉の杉も見事な球状に ――
イベント終盤、加東市から親子で参加したママさんにインタビューしたところ、「多可町のことは詳しく知らなかったんですが、なか・やちよの森公園でイベントのチラシをもらって」と教えてくれました。
「杉玉を作れるなんて珍しいですよね。多可町は自然もいっぱいで、関心が大きくなりました」
小学5年生の娘さんは「丸くするのが難しかったけど、楽しかったです」と素敵な笑顔で答えてくれました。
杉玉はご自宅の玄関に飾られるそうです。
最後は整えた杉玉を手に記念撮影。
みなさん、お疲れ様でした!
日本酒とジャズin多可町 ~日本酒の日コンサート(ベルディーホール)
ベルディーホールは10月1日(日)に「日本酒の日コンサート~日本酒とJAZZin多可町」を開催します。
当日は多可町産山田錦を使った日本酒をはじめ、特産品やお土産の販売もあるそうです。
イベント詳細は、こちらのページでご紹介しています。
イベント詳細ページ
日本酒とジャズin多可町(ベルディーホール自主公演事業 / 山田錦発祥のまちPR事業)
ベルディーホール
679-1113
兵庫県多可郡多可町中区中村町135番地
TEL:0795-32-1300
FAX:0795-32-4060
駐車場:最大150台収容
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