寺川 敏博

多可町地域商社RAKU 代表取締役 / エアレーベン八千代 支配人

寺川 敏博(Terakawa Toshihiro)

株式会社多可町地域商社RAKU 代表取締役
エアレーベン八千代支配人

出身地 愛媛県四国中央市
担当業務 経営業務全般
新規事業立案
各事業の運営/サポート
経歴 食品会社の営業職
人材紹介会社の法人営業職
interview
多可町を希望した理由は?

移住を希望した理由はスローライフを送りながら田舎で起業したいという想いからです。
当初は多可町でなくとも特産品事業に絡めた起業ができるところであればどこでもいいと感じていたのが正直なところです。

特産品事業を絡めた起業をしたいという思いは食品会社で営業をしている際に
「この素材はどこで育ってどんな人が生産しているのか」を文字だけで知っていることに疑問を感じたのがきっかけです。
現在は素材や生産者の思いに直に触れながら生活していくことができる多可町だからこそ事業ができていると感じています。
多可町に移住をして当初は田舎と都会の違いや民間と行政の違いの部分で苦労することもありましたが、多可町の中で居場所をいろんな方々と協力しながら、創っていけたことは幸せで感謝の気持ちでいっぱいです。

RAKUの取組みとは?

RAKUの取組みは大きく分けると2つです。
1つ目は地域の経済基盤を強くし、雇用を生み出す事業。
この事業にはふるさと納税の活性化や販路拡大、新商品の開発などがあります。
2つ目は地域への定住を推進する事業です。
この事業には空き家バンクの運営、空き家の利活用、関係人口創出などがあります。
2つの事業がバランスを保ちながら発展していくことで町が賑わうことに繋がると考えています。

業務・活動の難しさは?

新しいことを始めるためには現状の基盤を壊すことも必要です。
自分の理想を押し付け、頭ごなしに仕組みを壊そうとすれば、これまでの暮らしや歴史を否定することにもなり、
協力していただけなくなってしまう。
そのバランスを取りながら協力者を得て、最終的には地方が活性化することに繋げていくことが難しいです。

来年度の新しい取組みはありますか?

来年度の大きな取組みは2つあります。
1つ目は空き家の利活用事業です。
2023年4月より宿泊施設+オープンスペースとして空き家を利活用します。
オープンスペースではチャレンジショップを実現でき、多可町での起業を目指す方に向けてライトなお試しが可能になります。
また、宿泊施設としても単なる宿泊だけではなく、多可町での暮らしを体感できる仕組みづくりを企画しております。
2つ目は多可町だけでは実現できないことを実現するための広域連携です。
現在、加西市とふるさと納税ではコラボしておりますが、今後様々な施策で連携を進め、シナジーを生んでいきたいと感じています。
また、1つだけでは実現できない課題に対してスケールアップすることにより解決策を生み出していきたいと考えています。

今後の目標は?

町が賑わうこと!
人口が増加することはもちろん重要なことですが、現在の日本の状況では難しいと感じています。
そのため、その町独自の強みを活かして、ひとりひとりが活力をもっている街づくりを実現したいと考えています。