兵庫県多可町は移住環境PRとして「ラッピングバス」を主催。
多可町のファミリーや子育て、自然景観をイメージしたラッピングバスが、神姫バスの路線を走ります。
コースは平日に西脇市~加東市~三宮方面、休日は三宮~USJ方面(※)。運行期間は2021年5月23日から約1年間です。→(2022年も運行が決まりました)
※路線は数か月後に変更予定
私、多可町地域おこし協力隊の黒川直樹は、担当が情報発信ということで、バスのデザインを仰せつかりました。
その経緯は今月末(2021年5月末)に発行する「たかおこ誌3号」で喋ったのですが、掻い摘んで言うと所属課に「バスのデザインだけではなく、インタビューや写真・動画撮影を含めたプロジェクトをやらせてほしい」と相談。
また、今回のラッピングバスの目的が移住者へのPRということで、「多可町に移住した実在のファミリーをモデルにしたい」とワガママも。
上司から2つ返事でOKをもらった後、関係者にモデルや企画の相談をして回り……いろいろありました(遠い目……)
なにはともあれ、多可町ラッピングバスプロジェクトはスタート。
5月22日、ヴェルディホール駐車場でお披露目会が行なわれました。
お集まりいただいた関係者が「記念になりました」「目立ちそうですね」「子どもたちが喜んでいます」など、ポジティブな感想を沢山聞かせてくれて有難かったです。
本日、Instagramに投稿したバスの前の記念写真は、このイベントで撮影しました。
多可町の移住者にインタビュー
今回、ラッピングバスプロジェクトのシンボルを務めていただいたのが佐藤ファミリー。多可町暮らし3年目を迎えられた、移住者とUターンのご夫婦です。
バスの両側面にどーん!と、ポートレートを掲載させていただいたご家族は現在、多可町中区に住まわれ、3人のお子さんと「リアルどうぶつの森」なるアクティビティを楽しみながら、「ちょうどいい田舎」暮らしを満喫しているのだとか。
インタビュー記事がこちらです。
移住希望者のみならず、引越しや転職を考えている方も背中を押されるであろう、佐藤ファミリーのユニークかつリアルなお話が満載です。
プロジェクトでもう一組、移住家族にお話を伺いました。
大谷夫妻は揃って馬術競技者。しかも、共に日本トップレベルの馬術競技者として活躍され、現在は多可町の牧場施設((株)カイマナファーム)で馬の調教や馬術騎手のトレーニング、一般の方への乗馬レクチャーなどを行なっておられます。
遡ること3年 ―― 多可町のことは一切知らないまま、とあるきっかけがあって移住された大谷ファミリー。居住地の開拓(!?)から始まったという移住生活は、3人のお子さんにも大きな影響があったようで……
多可町での2年間を振り返りながら、移住体験と地域・町への思いを語っていただきました。
デザインについて
バスのデザイン案件をプロジェクト化し、インタビューまで企画したことで、ぼくひとりで請け負える範囲を超えました。
どうにか運行・サイト公開までこぎつけられたのは、所属課やそのご家族、たかテレビ、取材先のご家族や関係者 ―― 多くの多可町住民・関係者のお力が借りられたからです。
また、多可町の子育て・アクティビティが魅力的に映るお写真をご提供くださったのは「森のようちえん こころね」さん。そのご協力・ご厚意がなければデザインが成立しませんでした。
プロジェクトの運行に関わってくださった皆さま、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
多可町は住みやすく、育てやすい町づくりを進めています。今後とも、ご注目いただけると幸いです。
関連リンク
▼動画
大谷ファミリー
「家族で移住し乗馬施設を 移住をして手に入れた暮らし」
取材・ライティング・撮影:黒川直樹