株式会社市位製材所
大正時代からの歴史あり
多可町八千代区の森林は広葉樹が多く、かつてはシイタケ栽培も盛んでした。
そんな八千代区大屋で100年続くのが、株式会社市位製材所さん。
秀則さんが3代目です。
(株)市位製材所さんは、梱包材や杭・板などの土木資材を製材。
この日は板を割り、材料を切り分ける工程の一部を見せていただきました。
現在、コロナ禍のウッドショックで木材の価格が高騰。輸入材が入らず、国内材の需要が高まったことが原因ですが、価格を反映できるのは一部の企業や現場に限られるのだとか。
さらに、後継者不足問題など、製材所はおしなべて厳しい状況にあるそうです。しかし、切り出された木材を建材・加工材として使うとしたら、欠かせないのが製材の工程。
大きな企業や工場が加工できない、規格外のサイズや小ロットにも対応可能など、その存在が再評価されています。
取材・撮影:黒川直樹