時節の芳香が染みわたる ~兵庫県多可町のラベンダーが収穫期に

撮影カメラがラベンダーの香り! 摘み取り体験

西日本最大級のラベンダー施設「ラベンダーパーク多可」は多可町加美区にあります。
鑑賞シーズンは5月半ば~7月下旬と、いまが盛り!

また、多可町は各地にラベンダー畑があり、収穫のピークを迎えています。

2022年6月中旬の週末 ―― 気温30℃を超えた、この梅雨一番の猛暑日!
とある集落におじゃまし、摘み取りを体験させてもらいました。

摘み取り前、満開のラベンダー株
摘んだばかりのラベンダー。濃厚な香りが漂います。
刈り取ったラベンダーの株。青々としました。

ちなみに、買取価格。
花が咲いたラベンダーより、蕾の状態のほうが高いそうです。

ほとんど蕾のラベンダー
花が咲いた状態

本日、摘み取りをさせていただいた畑一帯、かつては水田。
ラベンダーパーク多可のオープンを契機に、町内でラベンダーの生産が始まり、こちらの畑も今年までに5年以上、ラベンダーを栽培されています。

現在は約3反の畑で3種類のラベンダーを栽培中。


2つはラバンディンラベンダーで、「ボゴング」と「グロッソ」。
もう1つがイングリッシュラベンダーの「長崎ラベンダー」。

摘み取りシーズンになると、1週間~2週間、週末は朝から夕方まで、かかりきりに。

直送 ~摘みたてのラベンダーを届ける

ラベンダーパーク多可ではラバンディンラベンダーが見ごろを迎えていた

摘んだばかりのラベンダーは、ラベンダーパーク多可に搬入されます。
その場で軽量され、後日支払いを受けるシステムです。

かご1つで10㎏前後。この日、摘み取り体験させてもらった畑の収穫量は、半日の作業で100㎏を超えました。

摘みたてラベンダーを蒸留する

摘みたてのラベンダーは蒸留器にかけられます。
方式は水蒸気蒸留法。
窯にラベンダーを詰め、高圧で蒸し上げる方式です。

多可町のラベンダーは化学肥料、農薬を一切使わない自然栽培が自慢。
ラベンダー10㎏から、たった100mlほどしか採油できません。

しかも、精油は濾過されたあと、約6ヶ月寝かされ、ようやく「究極の精油」になります。

▼ラベンダーパーク多可 オンラインショップ
https://lavenderpark.thebase.in/

ラベンダーパーク多可は現在、クラウドファンディングに参加中。
刺繍×ラベンダー、あらたな提案をしています。

クラウドファンディングページ

パートナー Art Fiber Endo

取材・撮影・ライティング/黒川直樹

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