散策道整備の風景 ~一人ひとりが異なる道具を振るい(なか・やちよの森公園)
2021年10月10日、なか・やちよの森公園(多可町八千代区)で、散策道が整備されました。
この日、集まられたのは12名。希望の小径ルート、ヒノキの小径ルート、2班に分かれて出発です。
なか・やちよの森公園を通る登山道・遊歩道は約20本、全長18km。
コースの名前は通りに咲く花や植物、昔ながらの地名にあやかったものだそうです。
この日は異常な暑さ。
10月にも関わらず30℃近くまで気温があがりました。
スタッフさんたちは、真夏の炎天下で噴き出すような光の玉をしたたらせながら草を刈り、山肌や路面を均しては、荒い息を吐き出します。
整備中、なか・やちよの森公園の園長さんが教えてくれました。
「この公園は、もともと里山だったんです。地元の人がしばを刈り、落ち葉をかき集め、食べ物も採っていた。だから、広葉樹や針葉樹、いろんな木が生えている。それが一つ、大きな特徴ですね」
「昔はマツタケがいっぱい採れてね、子どもが学校のお弁当に入れてたんですよ(笑)」
森育の日、登山道整備。
お昼を超え、14時を回っても、草刈り刃の回転は止まりません。
取材・撮影:黒川直樹